投資の資金はどこまで・・・?
投資を始めようと思ってはいるものの、元手となる資金がない・・・という方は多いと思います。ある程度の資金はあるけど、いくらまでなら出していいものか・・・と思われる方もいらっしゃるでしょう。
預貯金のように元本保証がしっかりしている預入先であれば、預けていてもあまり心配する事はないので、全財産を銀行や郵便局に預けている!と言う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、いざ「投資」となると、預け入れた資産が大幅に減少したり、場合によってはなくなってしまう場合すらあります・・・(もちろん、中にはマイナスが生じて借金が増える・・・という場合もあります。)。
では、投資をする場合、具体的にどれくらいまでなら「投資」にお金をつぎ込んでもいいのでしょうか?
もちろん、人によってつぎ込める金額は違うので、具体的に「いくら!」とは言えません。ただ、手持ち資金で投資しようとお考えなのであれば、まずはご自分の余剰資金を計算してみることから始めてみて下さい!余剰資金であれば、仮に投資した資金が「0」になったとしても、マイナス(要するに「借金」)になることはなく、普段の生活への影響は最低限度に抑えることが出来ます。もちろん、投資のやり方を間違えば、「借金」を背負うことになるので、要注意です。
では、自分の「余剰資金」の計算はどのように計算すればいいのでしょうか?
一般的に、個人の方の「余剰資金」の計算方法として、「可処分所得」というものを算出して考えます。この「可処分所得」とは年間の収入金額から年間の支出金額を差し引いた金額で算出されるものですが、その計算方法は単に手取り金額から支出した金額を引いただけでは算出されません。何故ならば、あなたの収入から税金(所得税)や社会保険料(国民健康保険料や国民年金・厚生年金、雇用保険料等)が差し引かれており、これらを考慮したうえで計算する必要があるからです。
そこで、あなたがサラリーマンであれば、源泉徴収票を会社や勤務先から貰っていると思いますので、その源泉徴収票を元にして、ネット上から「可処分所得算出シート」をダウンロードして、必要事項を入力してみて下さい!自動的にあなたの「可処分所得」が計算されます!「可処分所得の額」が算出されれば、その金額があなたが投資できる上限額となります。(可処分所得算出シート https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/legal_aid/format/data/TE-04.xls )
ただし、ここでも注意が必要です!この計算は、あくまでも一般的な家庭をモデルとして作成されたものなので、あなたの家計が極端にエンゲル係数が高かったりすると、資金不足になることがありますので、そのような場合は専門家にご相談下さい。
とにかく、「投資」は余剰資金の範囲内で行う事が重要です!「投資」はギャンブルではありません。ギャンブルに失敗すれば、家庭を壊しかねません・・・。家庭を壊してまでするものではないのです。
したがって、「投資」をする時につぎ込める資金は、家庭の「余剰資金」の範囲内!という鉄則を忘れないようにして下さい!
ただし、原則には例外が存在します。「投資」は借金を負ってまでするものではありませんが、投資金額が大きい「不動産投資」のような場合には、金融機関からの借入れは必須です。もちろん、直ぐに1000万円、2000万円の資金が用意できる!という方は別ですよ!
しかしながら、不動産投資の場合、家賃収入と言うインカムゲインが取れるため、借入金額の返済はこのインカムゲインである家賃収入から行う事が可能なので、一般的な借金の返済と異なり、普段の家計からの支出は抑えることが可能です。
ただし、「不動産投資の肝」は如何に早く投資不動産を自分のモノにするか!つまり、借入金を如何に早く返済するか!に掛かっています!全く自己資金を出さなくて良い訳ではありません!投資である以上、自己資金の投入は必要不可欠です!
したがって、不動産投資の場合は、少なくとも、家賃収入がなくなった場合でも、毎月返済可能な金額が投資の上限額ということになります。(なお、不動産投資といっても様々な形態があります。投資で失敗しないためにも、出来れば、専門家にご相談されることをお奨めします。
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